定期的な健康診断が重要な3つの理由
普段が元気であれば健康診断は必要ない、と考える飼い主さんもいるかもしれません。しかし猫は自分で不調を訴えてくることがありません。
1.早期発見・早期治療ができる
猫の健康をチェックする最適な方法は、定期的な健康診断を受けることです。
慢性腎臓病、甲状腺機能亢進症、肥大型心筋症などは初期の段階では目立った症状があまり現れません。これらの病気を発見するために、定期的な健康診断は非常に重要です。
動物は自身の調子が悪いことを隠そうとします。特に猫は病気を隠すことが上手いので、目立った症状が現れる頃には病気がかなり進行していることが少なくありません。
しかし、健康診断で早期発見ができれば、早期に治療を開始できるので病気と付き合いながら元気に過ごせる病気も多く存在します。
定期的に健康診断を受けて、愛猫と一緒に健康な時間を長く過ごせるようにしましょう。
2.身体の変化がわかる
健康な時に健診を受け、数値を把握しておくことで、体調が悪化した際に普段の数値と比較し、どの部分がどのように悪くなったのかを判断しやすくなります。
定期的な健康診断でデータを蓄積しておくと、異常を早期に発見し、適切な治療を行うことが可能です。
特に当院では、猫の慢性腎臓病を多く診察していますが、この病気は症状に個体差が大きく、健診で得られたデータが個々に最適な治療を提供するために非常に役立っています。
3.健康管理に役立つ
健診結果は生活習慣の改善や、これからの健康管理にとても役立ちます。当院では健診後にカウンセリングを行っており、日常生活で気になっていることの相談もお受けしています。
秋の健康診断キャンペーンが始まりました!
キャンペーン中は検査センターの協力により、費用は通常の約半額程度の特別価格となります。この機会ににぜひ健康診断を受けてください。
猫向けのキャンペーンですが犬もご利用いただけます。このキャンペーンは12/31までを予定しています。
健診は年齢に合わせた3コース
全てのコースに現在の健康状態をみるための血液生化学検査、腎臓の状態をみるSDMA検査(腎臓の検査)、カウンセリングが入ります。
血液生化学検査15項目
SDMA検査
カウンセリング
元気な時の数値を知っておくといざ不調が現れた時に病気を発見しやすくなります。
元気なときこそ健康診断を受けて将来のリスクに備えましょう!
血液生化学検査15項目
SDMA検査
全血球計算
カウンセリング
5歳になると人間でいえば36歳。そろそろ体の不調が出てきます。様々な病気の兆候がわかる検査を追加しています。
血液生化学検査15項目
SDMA検査
全血球計算
甲状腺ホルモン検査
カウンセリング
10歳を過ぎたらシニアです。高齢になると多くなる甲状腺の病気の検査を追加しています。
シニア期になったら半年に一度の健診をお勧めします。
※生化学検査15項目(総蛋白、ALB、A/G比、T-Bil、GPT、GOT、ALP、γGPT、BUN、Cre、総コレステロール、TG、血糖値、IP、Ca)
※その他気になるところを詳しく調べるオプション検査もありますのでご相談ください。(ウイルス検査、炎症蛋白検査、ホルモン検査等)
※費用についてはお問い合わせください。
健診後もフォローアップで健康をサポートします!
健診後は健診結果に基づいたカウンセリングを行います。異常があった場合のフォローはもちろん、生活習慣や食事などお話を聞きながら個々に合ったご提案を行います。
例えば、体重が増加している場合には、食事プランや運動の取り入れ方について、具体的なアドバイスを行います。
せっかく受けていただいた健診をそのままにせず、今後の健康管理に活かしていただけるようにサポートしますので、気になることはお気軽にご相談ください。
定期健診で愛猫とずっといっしょの健康サイクル
健康診断は、愛猫が健やかな生活を送るための第一歩です。
この健診サイクルは、定期健診で健康状態を把握し、獣医師のアドバイスとケア、そして健やかな生活を維持するために定期健診へとつながります。
愛猫とずっと一緒にいられるように、健診サイクルを継続しましょう。