難治性皮膚病のためのシャンプー療法

 皮膚病は動物病院にかかる原因のNo.1といわれています。犬や猫の皮膚は人間よりも薄いため、傷つきやすく皮膚トラブルが起こりやすいのです。さらに多くの皮膚病は『かゆみ』を伴うため、動物の場合は「かく・噛む・なめる」ことで悪化してしまい、なかなか治らないことも多いです。
また、『かゆみ』は相当なストレスになる為、ストレスが原因で悪化してしまうこともあるのです。


きし動物病院では難治性皮膚病の治療の一環としてシャンプー療法をはじめました。
かゆがらなくなったり、薬の量が減らせるなどの効果をあげています。



皮膚病の原因

皮膚病は細かく分けると200種類以上にもわけられますが、その原因は大きくは4つにわけられます。


①細菌や真菌(カビ)の感染 濃皮症・マラセチア皮膚炎など

②ノミ・ダニなどの外部寄生虫 かいせん症・耳ダニ感染症・アカラス(ニキビダニ)症など

③アレルギーによるもの アトピー性皮膚炎・食餌性アレルギー・接触性アレルギー

④その他 ホルモン異常などの病気によるもの


皮膚病はこれらの原因が一つまたは複数がからみあっています。そのため、一つの原因に対処してもそれだけでは治らない事が多くあります。


きし動物病院では、投薬などの治療に加え、皮膚の調子を整えて『バリア機能』の底上げをすることが、どのような原因の皮膚病でも大事だと考えています。



皮膚のバリア機能

健康な皮膚には水分の蒸発を防いだり、カビや細菌、ハウスダストなどのアレルゲンが侵入するのを防ぐ、『バリア機能』が備わっています。何らかの要因で『バリア機能』が低下すると、細菌などの異物が侵入して、かゆみや赤みなどの症状が出ます。

最近の研究では皮膚のバリア機能そのものを改善させることが、皮膚炎の症状の改善や、予防に有用であると期待されています。



シャンプー療法の流れ

シャンプー療法はアトピー性皮膚炎などの難治性皮膚病や、一度治っても再発してしまうような厄介な皮膚病の治療の一環として行います。投薬治療と並行しますが、皮膚バリア機能の改善ができれば、薬の量を減らすこともできます。


シャンプー療法の流れ


シャンプー剤・保湿剤には様々な種類があり、それぞれの皮膚の状態に合うものを適切な量で使わないと、かえって悪化してしまうこともあります。
きし動物病院のシャンプー療法は、皮膚病の種類や個々の皮膚の性質、その時々の皮膚の状態を、獣医師がしっかり見極めて、適切なシャンプー剤・保湿剤を使って行います。


皮膚病にお悩みの方はお気軽に相談してみて下さい。


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